2019.7.23【ビットコイン、週末動かず、週明け値を下げた理由】

2019-07-23 08:30[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン



Review

週末は動意薄、週明け下落

週末のBTC相場は比較的落ち着いた展開の中、底堅い動きを見せていたが、週明けは昨日から今朝にかけて上値の重い展開となっている。先週のG7でリブラへの期待が後退するも100万円近辺の底値の堅さを確認すると115万円近辺まで大きく反発していたBTC相場だが、証拠金最大手BitMEXにCFTCの捜査が入っているとの報に110万割れまで値を落とした。しかし米調査会社FundStradよりBakktの開始が今四半期との予想もあり持ち直すとBinanceの証拠金の日本人への開放、FidelityのNY州トラスト免許申請といった材料もあり上昇、しかし120万円手前で上値の重さを確認すると、韓国での仮想通貨関連被害が23億ドルに達したとの報もありじりじりと値を下げた。香港情勢の悪化で若干買い戻されるも、仮想通貨推進派の藤巻氏の落選もあり下落に転じると、英国会でもリブラを調査する意向が伝わったことも有り一時110万円を割り込んだ。

Outlook

週明けに下げた理由

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。先週のWeeklyでリブラに関しては悪材料が出尽くし、今週は米国利下げが意識される展開と申し上げた。それ故、米国市場が動かない週末は動意が薄かったと考える。週明けの米市場は金利、ドルともに反発、株が軟調となった事がBTCの上値を重くした一因か。ただ、月末のFOMCが近づくにつれ、米利下げが意識される展開となろう。ただ、藤巻氏の落選は残念で、流出事件もあり、日本からの盛り上がりが期待薄で、香港情勢にも反応が薄くなる中、相場の上昇余地も限定的か。

FXcoin Daily Report 2019.07.23.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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