2019.7.25【上値が重いビットコイン、そろそろ反発と考える根拠】

2019-07-25 08:30[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,048,015 23,270 34.0 10,129 32,222
前日比 ▼4.7% ▼1.0% ▼0.0% +0.5% ▼2.2%



Review

久しぶりのドル高発言

昨日のBTC相場は上値の重い展開。藤巻議員の落選や米中貿易交渉の進展などもありアジアからの買いが細る中、1万ドルを割り込んでいたBTC相場だが、中国での拘束の噂もあったジャスティン・サン氏の健在が伝わると下げ止まり、ドイツのSTOや強硬派のジョンソン氏が英首相となったことも有り110万円に値を戻していた。しかしVISAの決算コールで同社CEOがリブラとの覚書には拘束力がなく、協会入りは規制のクリアが条件だとすると値を下げ始め、米上院が仮想通貨規制に関する公聴会を7/30に開催するとしたことも下落に拍車をかけたか。ただ、日経QUICKの市場関係者の6割以上がリブラを支持しているとの報もあり103万円で下げ止まると海外時間に入ると米債金利の低下もありじりじりと値を戻した。しかしムニューシン財務長官がCNBCとのインタビューで強いドルは長期的に米国に有益とするとドル買いで金価格が下落、BTCも遅れて売り込まれている。

Outlook

米利下げこそ最大の買い材料

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。ここ数日、上値の重い展開が続いている。アジアからのフローが細っているところに加え、米利下げを嫌気した買いが不発に終わっている事が挙げられる。『21世紀の貨幣論』を著したフェリックス・マーティン氏は仮想通貨への人気を中央銀行の非伝統的な金融緩和に対する厳格なロックの貨幣観への回帰だとしたが、そうであるならば米利下げこそが最大の買い材料となろう。本日はECB理事会、そして来週の日銀・FOMCと続き否が応にも金融緩和に関心が移るのではないだろうか。

FXcoin Daily Report 2019.07.25.pdf



松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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