2019.8.30【ビットコインの検索件数が復調、投資家は目を覚ますか?】

2019-08-30 08:34[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,015,285 18,102 27.5 29,890 6,875
前日比 ▼1.2% ▼2.2% +0.8% ▼4.1% ▼4.1%


Review

急落後も上値重い

昨日のBTC相場は上値の重い展開。アジア時間の早朝に急落、若干の反発を見せるも戻りは限定的だった。米中摩擦の緩和やクレイグ・ライト氏の敗訴による売り観測もあり上値を重くしていたBTC相場だが、Bakktの入金開始で上昇するも上値を抑えられると、大きく反落。CMEの期日前のポジション調整やBitMEXでのロングの投げが指摘されたが、10,000ドルのオプションのストライクも影響したか。100万円手前でサポートされると値を戻しかけるも反落、地合いの悪さを印象付けた。更に中国の高報道官がトランプ米大統領が先週発表した対中関税の税率引き上げに対する報復措置を直ちに取る考えはないとすると人民元が7.16台から7.14台に値を戻し、BTCも一時100万円を割り込んだ。しかし、香港当局が31日のデモを不許可とし「緊急状況規則条例」適用を示唆、定期交代と称して装甲車数十台を香港入りさせるなどの強硬姿勢を見せており、底堅く推移している。

Outlook

投資家が目を覚ますか

本日のBTC相場は底堅いが展開を予想する。昨日の急落はテクニカルな要因が多いと考えるが、その背景には夏枯れ相場によるフローの減少が挙げられる。出来高が減れば、先物やオプションといったレバレッジ取引の影響が大きくなりがちだ。ただ、今回の下落のおかげかBitcoinの検索件数も増加、夏休み明けの投資家の目を覚ました可能性もある。足元では緊張緩和していても米中問題は当面解決しないし、クレイグ氏関連の売りも当面は出てこない。そうした中、クライマックスが近づく香港の混乱や通貨安競争を材料に徐々に相場は反発すると考える。

FXcoin Daily Report 2019.08.30.pdf


松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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