• TOP>
  • コラム>
  • 「放たれに付け」不気味なビットコイン相場での戦術

「放たれに付け」不気味なビットコイン相場での戦術

2019-09-24 19:30[ にく

仮想通貨小噺 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン

連休は群馬に行きました。1泊目は水上温泉、2泊目は伊香保温泉でいずれも初めてです。地図で見ると遠そうでも、いずれも川口から行きは2時間、帰りの関越の渋滞も北関東道で東北道に抜けることにより2時間半で戻って来れました。埼玉からならば帰り必ず渋滞する箱根より(時間的に)近いかもしれません。更に、ラフティングでも紅葉でもスキーでもないこの時期はどうやら群馬の温泉の閑散期の様で、直前割で1泊2食付き大人1人で1万円以下という格安プランで人気ホテルに泊まれました。

水上では念願の谷川岳を訪れました。小学生の頃、日本屈指の魔の山と聞き、かつてはエベレストを抑えて遭難死者数世界一を誇った谷川岳とはどんなところなのか、一度は見て見たかったのですが、実際にはロープウェーとリフトで標高1500メートルまで上がって、そこから稜線を辿って標高1977メートルの山頂まで2時間半の日帰りコースの様です。かつて遭難が多発したのは一の倉沢から登る岩壁はリフトで登る天神峠からは角度的に見えない様ですが、それでもこの山の険しさは伝わってきます。子供の頃に活字で知っている、国境の長いトンネル、清水トンネルの真上、関東の北限、利根川の源流はこんなところだったのかと思うの感慨深いものがありました。

翌日、伊香保で訪れた、おもちゃと人形博物館は私設博物館で入館数No.1というだけあっておもちゃだけでなく昭和の展示物がこれでもかと陳列されており、ベイブレードに夢中の息子は、その源流であるベーゴマが購入出来てご満悦でした。翌日訪れた伊香保スカイランドパークも、幼稚園児にはちょうどいいレベル感で、4歳児が乗れない乗り物は無く、待ち時間もなく、リュウソウジャー・ショーも開催、走り回っても、シャボン玉で遊んでも怒られることもなく、子供たちは大満足でした。

ただ、この連休中はずっとお天気に悩まされてきました。正確に言えば天気予報です。連休中は台風の影響で徐々に天候が悪化するとの予報で、谷川岳には着いたその日に向かったのですが、天神峠まで登れず仕舞い。なんとなく谷川岳のありそうな方向で山の影だけ拝んでいたのですが、天気が悪いはずの翌朝は晴れていて、往復3700円のロープウェー台をもう1度払って、山頂を拝むことに成功しました。ただ、この日は尾瀬に足を伸ばそうと計画していたのですが、午後からの悪天候予報で断念。しかし、その日は1滴も降られませんでした。最終日は霧雨の中、雨雲予報ではこの地区は1日中降雨にも見えたのですが、悩んだ末に遊園地に行ったところ、帰るころには逆に暑くて子供たちはジャブジャブ池で遊んでいました。

これは小職の感覚的なものかもしれませんが、TV等の天気予報は台風だ何だと大騒ぎする割には、肝心な時には上手く情報が伝わって来ない気がします。台風15号の千葉での停電被害に関して当局の初動の遅れを糾弾する声も聞こえますが、そもそも最初のマスコミの報道が遅れていた気がします。ただ、これはマスコミを非難しても始まらなくて、本当に被害が深刻になるとマスコミも現地から情報が取れなくて、現状把握に時間がかかりがちです。阪神淡路の際にも被害が見えてきたのは午後になってからでした。

相場の世界でも似た現象があって、マスコミやアナリストが指摘している様な材料は、もうみんなに知れ渡っていて、大して大きな動きをもたらさなかったりします。何か分からないけれど相場が動き出したという時の方が余程恐ろしいと実感しています。リーマンショック前の2017年5月から6月にかけて米長期債金利が4.6%から5.3%に急騰しました。この時、既にサブプライム市場崩壊と不況の到来を予想していた小職チームは米国債残高維持を主張していました。しかし後から知ったのですが、2007年9月のCIC(中国投資有限責任公司)設立に向けて中国が米国債を売っていた(買いを止めた)そうで、まんまと大損をした覚えがあります。ポジションを切らされた後に、金利は低下を始め2008年9月のリーマンショックを迎えます。1年以上前から信用収縮の到来を予見していた我々ですが、その頃にはとっくに異動していました。

仮想通貨市場の昨今を見ると、FOMCやBakktといった大きめの材料に反応せず、逆に少し不気味な感じがします。弊社では、これは三角持ち合いの中での揉み合いで、世界が金融緩和と通貨安競争に向かうのだから、BTCは上抜けると予想していますが、もし理由もよく分からないまま下に抜けてしまった場合、例えば100万円をクリアに割り込んできた場合は、一旦はロングを手仕舞うという事も必要かなと思っています。要は「放たれに付く」戦術で、例えば、今はスクェアにして、110万円を抜けたら買い、100万円を下抜けたら売りとするか、今からロングを仕込んで100万円を下抜けたら手仕舞うだとかです。

ところで、例の伊香保スカイパークを満喫した我が息子ですが、先週のディズニーシーよりずっと楽しかったね、だそうです。伊香保の1Dayパスは1日1500円、浦安は4800円(4歳児)です。お天気もそうですが、子供の好みも、市場の行方も予想するのは難しいものです。

にく

前職は外資系金融機関外国為替営業。国内だけでなく海外を仕事(?)で飛び回る日々を送っていた。自らライオンと称しているが、他の動物に例えられることが多い。 好きなものは東南アジア諸国。趣味は早朝ゴルフ。特技はタイ語。

アーカイブ