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歴史的考察からみたビットコインの価格がゼロにならないと信じる理由

2019-09-30 18:18[ にく

仮想通貨小噺 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン

週末は山梨の石和温泉にぶどう狩りに行ってきました。夕食が、下の娘の大好物であるカニ食べ放題で、翌日のぶどう狩りとセットで大人2人だと2万円台とお得だったので予約しました。この石和温泉(正確には春日居)というのは普通の住宅街の中に突然、温泉街があらわれるので、なんか拍子抜けしますが、確かに山奥の温泉地と比べて便利でアクセスも良く、ぶどう狩りや社内旅行やゴルフコンペと思しき団体で観光バスがひっきりなしに出入りしています。一山越えて河口湖まで1時間弱なので富士急ハイランドなどで遊んで宿泊はこちらという手もあるかもしれません。

ぶどう狩りに行ってみると、普段はぶどうに見向きもしない上の息子が意外と大喜びで驚きました。更に、その後に寄った忍びの里も大人から見れば日光江戸村の半分以下で、からくり屋敷や迷路も子供向き(江戸村の迷路は本格的過ぎて小職も脱出できませんでした)だったりしたのですが、ショーでは怖がる息子を励ましてくれたり、忍術道場で手裏剣や吹き矢を教えてくれたりで、子供たちは大満足でした。先週のディズニーシーより伊香保スカイランドの方が子供達には楽しいことと繋がるものがあります。

そのスカイランドが余程楽しかったのか、家に帰るとそこでやっていたリュウソウジャーショーごっこをしてくれます。勿論、お父さんはやっつけられる敵役ですが、家内にリュウソウジャーを呼ぶところから始まって、小職がやっつけられて、その後、家内相手にサイン色紙を渡して握手会をするのがルールで何度も繰り返します。何度も斬られる小職もですが、何度も握手会に参加させられる家内もちょっと疲れてしまいます。

行楽の秋を迎えて我が家のアクティビティーも活発化してきましたが、これは自分が子供の頃に連れて行って欲しかった事と自分の旅行好きが高じたものだと以前分析しました。独身時代には死ぬまでに100か国目標でサラリーマンながら60か国以上訪れました。その中で印象深かったものの一つがモヘンジョダロで見た印鑑でした。これと同じものをなんとテヘランの博物館でも目にします。即ち、4千年前にインダス文明とメソポタミア文明とは交易していた訳で、その中継地でエデンの園の跡地(?)があるバーレーンでは同種の印鑑がたくさん出土するそうです。印鑑はサインと同様、本人であることを証明するもので、残念ながらインダス文字は解明されていないので詳しいことは分かりませんが、所有権を証明したり商取引に利用されたようです。因みに印鑑自体はメソポタミアが発祥で、インダスのそれは今の社判とかに使われそうな四角いものですが、粘土板に契約内容を記録したメソポタミアでは、筒状で外周に模様があり、それを粘土板で1周させたそうです。そして、元はと言えばこれをトークンと呼んだそうです。

時代は下って、為替の発明は中世ヨーロッパだそうです。アドリア海やエーゲ海に植民都市を築いたベネチアの商人は東ローマ帝国の首都コンスタンチノープル(イスタンブール)や更に黒海沿岸との交易に力を入れました。そこで登場したのが為替手形で、今からコンスタンチノープルに旅立つAさんへの債務の支払いに現地にいるBさんに対する債権を振り当てる訳です。そのうち、この為替手形を引き受けや取り立てといったような仕事を銀行が行い、フィレンツェのメディチ家なんかが勃興するのでしょう。今でも信用状取引で為替手形を振り出すことが条件とされています。

すなわち、遠隔地の人同士がお金をやりとりする仕組みはある部分ではベニスの商人の頃から進歩していない訳です。為替手形のやり方は遠隔地同士うまく相殺し合い近隣同士で現金ないし銀行振替で決済する仕組みで、今のコルレス決済も同じ国にコルレス口座を持合い、同一銀行内もしくは中銀口座内で振り替えているだけです。ドルを送金すると言いますが、ドルを抱えて飛行機で運ぶわけでもなければ、ドルがNY連銀内から外に出ていくことはありません。ドルは特殊としても、日本円が日銀当預から出ることは、現金決済以外ほぼない訳です。

ところが、仮想通貨はこの何百年も続いた難問をクリアしてしまいました。遠隔地の個人同士で送金が可能になった訳です。電子マネーのような管理者がいる場合は、その管理者の口座間で振替を行っているだけです。ところが、この仮想通貨の世界ではトークンと呼ばれる価値のあるお金をネットワークを通じて送ることを可能にした訳です。電線の中に金塊を通すイメージでしょうか。これが画期的であり、どうやって応用するか知恵を絞っているのですが、とりあえず海外送金に関して、時間軸はともかくとして、XRPなのか他なのかはまだ決着はついていませんが、コルレス決済からトークン決済に移行するのは歴史の必然とまで言うと言い過ぎかもしれませんね。そのブレークスルーを実現したオリジナルであるビットコインの価値はゼロにならないと信じる理由でもあります。

因みに先週は我が家で事件が発生しました。家に帰ると息子が「パパ、事件が発生した」と言います。なんと娘がリビングの小上がりある小職の布団の下からぶどう大のう〇こを見つけてきたのです。家内を始め、我が家は大騒ぎだったそうです。しかし、犯人は誰で、どうやって布団の下にう〇こが紛れ込んだのか、この難問はまだ解決していません。

にく

前職は外資系金融機関外国為替営業。国内だけでなく海外を仕事(?)で飛び回る日々を送っていた。自らライオンと称しているが、他の動物に例えられることが多い。 好きなものは東南アジア諸国。趣味は早朝ゴルフ。特技はタイ語。

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