2019.10.3【小動きだったビットコイン相場。アルトの反発はあるか?】

2019-10-03 08:35[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 883,841 19,063 27.0 24,049 5,999
前日比 ▼2.2% +0.3% +0.5% ▼0.2% ▼0.2%


Review

上も下も攻められず

昨日のBTC相場は小動きも上値の重い展開。8500ドル超の水準では200日移動平均線に跳ね返されると、上値も下値もトライできず、非常に狭いレンジでの取引が続いた。香港の情勢悪化に加え、弱めの日銀短観や2009年以来のISMの悪化など景気後退懸念が浮上するも92万円近辺、8500ドル水準で上値を抑えられるとじりじりと値を下げ始めた。WSJがVISAとMasterがリブラ協会入りを再検討しているとの報道も嫌気されたか。これに対しカリブラ関係者は規制当局と協調しながら2020年にグローバルにリブラをローンチすると述べており、かえってちぐはぐさが目立った形か。xRapidをODLと改名しリップルネット加盟者に開放、bitPayがクロスボーダー送金で提携を発表するなどXRP関連のヘッドラインが続く影響は限定的。その後、NY連銀総裁の景気後退発言、米国の対EU報復課税、BREXIT交渉が正念場を迎えるなどの材料が一気に出たが市場は反応できていない。

Outlook

アルトはもう少し買われてもいい?

本日のBTC相場は引き続き底値を固める展開を予想する。リブラに関しては相変わらずの迷走ぶり、強行突破に踏み切る危うさが残るが、現実的には容易ではないだろう。xCurrentとxRapidの融合は以前から伝わっていたが、リップル社のまず金融機関の警戒感の低いリップルネット参加者を広げ、そこからxRapidを普及していくという作戦が功を奏した形。SWELLやDevconに向けて、アルトコインはもう少し買われてもいいか。米景気後退が意識される中、金曜日の雇用統計が待たれるが、それ以外にもBTCの買い材料は芽生えつつあるか。

FXcoin Daily Report 2019.10.03.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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