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2019.10.4【正念場迎えるビットコイン、弱めの指標は売りか?買いか?】

2019-10-04 08:56[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 872,284 18,622 26.4 23,665 6,018
前日比 ▼1.3% ▼2.1% ▼1.9% ▼1.1% +0.6%


Review

ISM非製造業景況感指数は売り?

昨日のBTC相場は上値の重い展開。狭いレンジの中でじりじりと値を下げるも、下げ幅は限定的に止まった。米ISM製造業景況感指数が10年ぶりの悪化となった事を受け、米景気後退が市場のメインテーマになる中、一旦は上昇したものの200日移動平均線に跳ね返された形となったBTC相場は、その後目立った材料がない中、じりじりと値を下げる展開。ウィリアムズNY連銀総裁の景気後退発言や米欧貿易摩擦懸念などもあり10月利下げの確立が上昇する中、BTCも強含むが上値が重い展開が続いた。そうした中、米ISM非製造業景況感指数が予想を大きく下回ると米株が急落、BTCも一旦86万円台に値を下げるも、10月利下げの織り込みが85%まで上昇したことなどを好感し米株が切り返し、また金価格が1500ドルを回復するとBTCも切り返したが、WSJによるVISA・Masterの離脱に続き、FTがPaypalがリブラからの離脱を検討と報じたことも有り上値を重くした。

Outlook

今日の雇用統計辺りが正念場。

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。昨日は米株が下がって始まったことに加え、ISM非製造業が弱めに出た事で米株は更に下落、BTCも連れ安となった。BTCはリスクアセットであると同時に逃避資産で、後者の性質は金融緩和などで法定通貨の価値が棄損しそうな場合に発動されると見ている。従って、米景気後退を示す指標の悪化は本来買い材料で、その後切り返しに繋がった。実は金融相場入りしている米株も利下げを誘発する指標の悪化は買い材料だ。ただ、初動の売りは地合いの悪さを示しており、本日の雇用統計後の動きが正念場か。

FXcoin Daily Report 2019.10.04.pdf


 

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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