2019.10.15【何とか持ちこたえたビットコイン相場、次の展開は?】

2019-10-15 09:20[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 904,062 20,228 31.8 24,752 6,164
先週金曜日対比
▼2.3% ▼2.6% +7.4% ▼0.7% ▼0.9%

Review

移動平均線突破はダマしだった

週末のBTC相場は高値圏での揉み合い。金曜日に200日移動平均線をブレークするも反落、上値の重さを痛感させたが、週末に大崩れすることもなく、下値の堅さも印象づけた。ETHは証券でないとしたCFTC議長のコメントもあり、金曜日に200日移動平均線を上抜けたBTC相場だが、その後、90万円近辺まで反落。FRBより月600億ドルの短国買い入れが発表されるも、米中貿易協定の部分合意もあり上値を重くすると、VISA・Masterのリブラ協会からの脱退、SECのテレグラムのTON販売一時禁止などもあり90万円を割り込んだ。しかし、ウーバーやリフトなどは残留と報じたことも有り値を戻していたが、BBCがG7のレポートのドラフトとしてリブラ等のステーブルコインを警告すると88万円台まで下落した。しかしメキシコの交換所買収でXRPが上昇、更にグレイスケールが主要仮想通貨に連動する証券の承認を得たことも有り若干値を戻している。

Outlook

悪材料の割には底堅い

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。先週金曜日「上値をトライ」と予想したが、トライに成功するも、その後に上がった以上に下落するという冴えない値動きを見せた。一方で、米中部分合意、SECのTON禁止、リブラからの脱退やG7レポートとネガティブな材料の割には値を崩していない。リブラは象徴的な意味を持つも、直接的にはBTCや他の主要仮想通貨とは関係ないし、週末のG20に提出されるFSBの報告書もステーブルコインに限って金融安定への影響を指摘している。地合いは好転していると考える。

FXcoin Daily Report 2019.10.15.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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