土俵際で踏ん張っているビットコイン相場、どうなると下抜けするのか?

2019-10-15 18:53[ にく

暗号資産(仮想通貨)小噺 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン

3連休は息子のリクエストで富士急ハイランドにあるトーマスランドに行く予定で遊園地付属のホテルを日曜から予約したのですが、どうせなら土曜日からと周辺で直前割引で安いホテルが出ないかと粘っていました。直前になると色々と格安プランが出てきたのですが、箱根・御殿場・河口湖方面はあまりに台風が直撃しそうなので、断念しました。土曜日は近場にと思ったら、近くにあるショッピングモールが軒並み休業。それどころか近くのスーパーも午後1時までの短縮営業。大急ぎで1日分の食料を買いだめ、自宅に籠城しました。

まず、調べたのが近くの避難所です。小職の調べ方が悪かったのか、そもそも日本の避難所というのは地震を想定しているせいなのか、最寄りの一とき避難所が「芝川」公園、一時避難所が荒川の土手に建つ南中学校、広域避難場所に至っては荒川河川敷と、さすが「川」口市とブラックジョークでも言いたくなるような設定で、荒川の無事を祈りつつ家内と子供たちを3階で寝かせ、小職は2階のTVで状況を確認することにしました。小職が川口に住んでいるせいかもしれませんが、荒川が氾濫するか否かは国を挙げての最重要課題のひとつだと思うのですが、相変わらずTVの中継は要領の得ない情報が多く、そういう時は、情報の真偽を見極める選球眼が多少必要となりますが、SNSが役に立ちました。

その荒川でもTVなどでは大雑把に荒川が氾濫危険水位に達したと報道されたが、調べてみると達したのは中流の熊谷の観測所で赤羽岩淵の観測所はまだだと安心していたら、今度は岩淵水門が閉鎖されたとの情報が流れてきました。ご存じの様に今の隅田川を通り度々、江戸の町を水浸しにしてきたのですが、大正時代に荒川放水路を掘削し今の河口に至っています。因みに熊谷で溢れそうになった水が江戸の下町に到達するのに2-3日を要したので、その間に江戸っ子たちは逃げおおせたそうです。その岩淵水門を閉じたおかげで墨田川が氾濫する恐れは無くなりましたが、荒川のリスクは高まった訳です。

この水門閉鎖が12日の午後9時過ぎ。それから約1時間後の午後10時半頃、水門閉鎖の影響があったのかは不明ですが、水門の対岸に注いでいた芝川(新芝川)が氾濫危険水位(ランク4)に上昇。スーパー堤防が整備されている大河川自体はなかなか氾濫しないが、その分、大雨時に水位が上がり、そこに流れ込む支流が逆流して溢れかえるパターンが近づいています。台風自体は松戸辺りに抜けていて、雨もピークを過ぎ、もう少しだけ持ってくれと祈るばかりです。この頃から防災無線と形態への緊急連絡がかなりの頻度で鳴っています。午後11時過ぎ、遂に隣の地区まで緊急避難指示が出ました。そろそろ覚悟が必要かとベランダに出て防災無線を聞いていると遠くからサイレンの音がします。午後11時40分、荒川の調整池、彩湖に放流を開始したサイレンでした。切り札を最後まで引っ張っていたのでした。荒川上流の二瀬ダムが緊急放流も見送られ、これでひと段落です。荒川下流の下町地区に関してはぎりぎりのところで 氾濫が防がれていた訳です。因みに荒川下流では北千住の京成線の荒川鉄橋の部分の堤防より3.7メートル低く、弱点となっています。今回の災害で被災された地区の方には心からお見舞い申し上げます。

ぎりぎりのところで粘っていると言えばBTC相場も何とか持ちこたえています。弊社ではネガティブ材料で売られ難くなっているとして先週金曜日に200日移動平均線上抜けを予想したところ、このレジスタンスを上抜けしたかと思うと、そこから上がった以上に反落、いわゆるダマしで、もっと崩れても不思議はない恰好でしたが、この週末も米中貿易協議の部分合意、SECのテレグラムの新コインTONの販売一時禁止、VISA・Masterのリブラ協会脱退、とどめはG7レポートと続くFSBレポートでステーブルコインは金融安定の脅威と位置付けられた事と、売り材料が続いた割に底堅さを見せています。ただ、今後の参考に、どういった時に底抜けしてしまうのか昨年の相場を振り返ってみたいと思います。

上は昨年11月のBTC相場。BCHのHFを前にハッシュパワーで劣勢と思われたBSV側が盛り返したことを嫌気し2月から半年以上続く三角持ち合いを下抜けると、実際のHF時にABC側が盛り返した事も有り一旦60万円近辺でもみ合いましたが、ハッシュレートで再びBSVが上回るとBTCは30万円台までの激しい下落を見せます。下落の要因としてBSV側の執拗な他者への攻撃や一時的にでもハッシュパワーをコントロールできた事がブロックチェーンそのものへの信用を傷つけた事が挙げられます。そして、その後、何故下げ止まったかというと、このハッシュウォーが一服したからでした。

今回のBTC相場に当てはめるとすると、そもそも9月24日の下げの売り材料は何だったのか、そのテーマがさらに悪化すればもう一段の下げも有り得るという事になります。ただ、この9月の下げは、売り材料というよりも、FRBの利下げ、Bakktの開始といった買い材料に反応できなかった反落という側面が大きく、再発するイメージはありません。敢えて言えば、米中貿易摩擦の緩和やVanEck分のETF取下げなどもありますが、やはり、その時とは状況が異なる気がしています。寧ろ、仮想通貨の信用を揺るがすような新たな材料が出てきたときは要注意というイメージでしょうか。

埼玉県民からみれば、やはり東京が大事なのねと拗ねてしまいそうなところですが、その為に作られたのだから仕方ありません。ただ、そのお陰で対岸の新芝川が危うくなったのですが、新芝川の左岸は足立区です。川口市民としては、何だか足立区に親近感がわいてきました。

にく

前職は外資系金融機関外国為替営業。国内だけでなく海外を仕事(?)で飛び回る日々を送っていた。自らライオンと称しているが、他の動物に例えられることが多い。 好きなものは東南アジア諸国。趣味は早朝ゴルフ。特技はタイ語。

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