暗号資産XRPの取引の実証実験について
2020-11-30
1.本実証実験の骨子
- 住友商事はグループ会社との間で、試験的に債権債務をXRPで決済する。
- 住友商事は当社との間でXRPの値動きをヘッジするために先日付取引を行い、特定の日付で当社にXRPを売却する。
2.本実証実験の意義
暗号資産は、その値動きの大きさから、今のところ投機対象の側面が強いと捉えられていますが、当社が提供するXRPの先日付取引は、事業会社におけるXRP建の債権債務に係る価格変動リスクのヘッジ手段となります。このことは、グローバルに展開する事業会社の活動において、将来XRP建の取引が拡大することにつながると期待されます。3.実需取引拡大を目指して
今般行った実証実験では、本邦において初めて暗号資産を使った先日付取引の有用性及び将来性を示すにとどまらず、当社で掲げる暗号資産のSwap市場創設につながっていくものと確信しております。当社としては、このSwap市場を広げていくことで、暗号資産を建値とした取引の拡大に貢献して参ります。なお、今回の実証実験では、住友商事に加え、住友商事グローバルメタルズ株式会社及びSBIグループにも参加していただきました。
※ XRPは国際決済エコシステムのネイティブ暗号資産です。詳しくこちらをご参照ください。